毛穴

毛穴が広く見える理由は一つではありません。皮脂分泌が多いのか、毛穴まわりのハリが落ちているのか、産毛が皮脂と絡んでいるのかによって、診療の順序が変わります。

同じ皮膚の断面を拡大した模式図(イラスト)で、写真ではありません。左には皮脂が詰まった毛穴とその横の皮脂腺、中央には周囲の真皮のハリが落ちて縦に伸びた毛穴、右には何本もの産毛が入り、入り口が角質の栓でふさがれた毛穴を描いています。三つの毛穴の入り口は表面に点線の輪で示しています。毛穴の大きさと深さは例示です。

図は三つの毛穴を同じ断面に並べて描いた例示で、実際の皮膚とは異なることがあります。毛穴がなぜ広く見えるかは診察で確認します。

  • 原因は三つ

    皮脂・ハリ・毛包

    毛穴が広く見えるのは、皮脂分泌、毛穴まわりのハリ低下、毛包の容積がそれぞれ、あるいは重なって働くためです。

  • 診断

    測定して確認

    診断器と高倍率撮影で確認します。

  • 目標

    目立ちにくく

    すでにできた毛穴が、なかったかのように消えるわけではありません。

毛穴をひと目で

毛穴は、皮脂腺がついた毛包が皮膚の表面に開いた入り口です。目に見える大きな毛穴は、穴が一つ大きくなったというより、皮膚の表面が浅くくぼんで見える場所です。

  • この三つをタイプに分けて見るのは、診療で説明し、治療計画を立てるための枠組みです。
  • 毛穴をなくすことはできず、診療の目標は目立ちにくくすることです。

私の毛穴はどのタイプですか?

こんな場合はタイプを考えます

  • 鼻と額がテカって毛穴が目立つ

    皮脂分泌が多いタイプと考えます。皮脂量そのものの管理は油分・皮脂のページで扱っています。

  • 毛穴が丸くなく、下に長くたれているように見えます

    毛穴まわりのハリが落ちたタイプと考えます。年齢を重ねると毛穴の形が変わることがあり、ハリの指標が低いほど毛穴が多く見られたという報告もあります。

  • ブラックヘッドだと思って押したら、黒い毛が束になって出てきました

    産毛が皮脂と絡んで黒く見える場合です。顕微鏡で見ると、黒く見えていた場所に毛の構造がはっきりと見え、広がった毛穴から毛の束と皮脂・角質の栓が一緒に出てくることもあります。

  • 毛穴パックや毛穴吸引器をよく使うのですが、大丈夫ですか?

    毛穴パックで抜けるのは毛と皮脂が絡んだもので、圧出したあと毛包は30日ほどで再び満たされます。同じ場所を繰り返し物理的に刺激すると、毛穴の入り口に負担がかかります。

タイプごとにThe Otherはどのような方法を用いますか?

原因に合う方法を選び、重なる場合は順序を決めます

タイプを分けたあとは、原因に合う方法を選び、二つ以上重なっている場合は先に扱うものを決めます。方法ごとに働く層と仕組みが異なります。

毛穴の大きさには、年齢や性別、遺伝、紫外線の曝露も影響します。これらの条件も合わせて見て、何を先に扱うかを決めます。

  • 皮脂分泌が原因なら

    皮脂腺を狙うPTTと、皮脂分泌に関わる神経伝達を抑えるスキンボトックスを用います。二つを一緒に使うかどうかは、皮脂の量と分布に応じて診療で決めます。

  • ハリが落ちて伸びたなら

    毛包のまわりの真皮に熱を届けるマイクロニードル高周波(Virtue RF)を軸に、コラーゲンブースター(ジュベルック・オリディア)を一緒に用います。縦にたれる毛穴にはRe2Oが役立つことがあります。

  • 産毛が絡んで黒く見えるなら

    細い毛なので小さな照射径で一本ずつ脱毛し、毛が原因ならこれを先に行います。皮脂も多い場合は、脱毛のあとに皮脂腺を扱う順序で進みます。

油分・皮脂とはどう違うのですか?

どちらも顔の油っぽさとつながって見えますが、測っている対象が違います。油分は皮脂腺から出る油の量で、毛穴は毛包が表面に開いた入り口の形と大きさです。

何を見て区別しますか?

測る値と見える姿が違います
区分見るもの区別する点
毛穴毛穴の大きさと形、分布皮脂分泌とは別に測る値なので、油分が減ったから毛穴が減ったとは言いません
油分・皮脂皮膚表面に出てくる油の量とテカリ油分が多い部位が、毛穴が多い部位と同じとは限りません

診療はどのような順序で進みますか?

確認し、タイプと順序を決め、施術し、経過を見ます

  1. 確認

    皮膚診断器と高倍率撮影で、皮脂量と毛包の毛、ハリの度合いを確認します。3D診断では毛穴の深さと微細色素、ハリの度合いを指標として合わせて見ます。

  2. タイプと順序を決める

    何が問題なのかを決め、タイプに合わせて順序を組みます。同じ場所にトラブルが繰り返す場合は、針高周波(アグネス)を次の順序として考えます。

  3. 施術

    タイプに合わせて選んだ方法で行います。施術中の反応と直後の状態を確認し、次の回の計画に反映します。

  4. 経過の確認とケア

    回と回のあいだに皮脂と毛穴の変化を確認し、次の計画を調整します。自宅では刺激を減らし、保湿を続けます。

施術のあとはどのようにケアしますか?

刺激を減らし、紫外線対策と保湿を続けます

施術のあとはスクラブや圧出のような強い刺激を避け、保湿を続けます。

日中は日焼け止めを塗り、洗顔と保湿は刺激の少ない製品でシンプルに続けます。

PTTのあと1週間ほどは、角質を取る製品を休むようご案内します。

施術の前に何を確認しますか?

使う方法はタイプによって異なるため、確認することも異なります。以下はこの悩みで使う施術の前後に確認する項目で、すべての場合を網羅したものではありません。

施術の前にお伝えください

  • ペースメーカーや除細動器のように体内に入れた心臓の機器がある場合、高周波を使う施術は受けられません。
  • 活動性のニキビや局所の感染、抗凝固薬の服用、ケロイドの傾向は、マイクロニードルを使う施術の前に確認します。

妊娠・授乳中の場合

  • 安全性を確認した対照研究がないため、選択的な美容施術は通常先延ばしにします。

施術のあとに見ていくこと

  • レーザー施術のあとによく報告される合併症は炎症後色素沈着で、濃い肌で特に報告されています。
  • PTTのあとは毛穴が一時的に大きく見えることがあり、時間が経つともとに戻ります。

よくある質問

1回の施術で変わりますか?

1回で終わる場合は少なく、回を分けて反応を見ながら進めます。

施術すると何が変わりますか?

研究で報告されている改善は主に毛穴の数と密度で、毛穴の直径そのものが変わったかどうかは報告が分かれています。

ニキビがあると毛穴も広がりますか?

慢性的に繰り返すニキビは毛穴の大きさに影響します。ニキビがあった人のほうが毛穴の数が多かったという研究もあります。

施術は痛いですか?

マイクロニードルを使う施術は痛みが軽くないことがあり、直後は赤みや腫れ、小さなかさぶたがよく見られます。落ち着くまでの期間は施術のあとにご案内します。

原因に合わない施術を受けるとどうなりますか?

毛穴治療は原因に合わせて変えるべきだというのが毛穴治療のレビューの結論です。原因に合わないと、期待する変化は得にくくなります。

年齢を重ねると毛穴はまた狭くなりますか?

年齢を重ねても毛穴が再び閉じることはないと報告されています。

自分の毛穴がどのタイプか、診療で確認してください

ソウル江南の島山大路にあるThe Other皮膚科で、皮脂量とハリ、毛包の毛を確認したうえで、タイプと診療の順序をご案内します。

診療を相談する

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