リフティング・輪郭
ウルセラピープライム — 何をし、ソフウェーブ・サーマクールと何が違うか
- 作成
- ディアザー皮膚科 医療チーム
- 公開
- 2026.09.02
超音波を皮膚の中の一点に集めて熱凝固点をつくり、その場所が治っていく過程で組織が引き締まるリフティングです。ディアザーでは深さごとにショットを設計し、痛みを4段階で調整して、設計したショットを最後まで入れられる状態をつくります。

ウルセラピープライムは何をするのか
ウルセラピープライムは、高密度焦点式超音波(HIFU)で皮膚の表面を傷つけずに深い層だけへ熱を与える機器です。超音波が一点に集まる場所に小さな熱凝固点ができ、その点が治っていく過程で組織が引き締まり、たるんだ輪郭が引き上げられます。
リフティング機器のなかでこの機器の特徴となるのは、その層を見ながら入れられるという点です。DeepSEE™イメージングが、いまエネルギーが入ろうとしている層を画面に映し、その画像に合わせてショットを置きます。プライムの世代では画面が35%大きくなり、超音波フィールドが2倍に広がり、最大8mmの深さまで安定して見えます — 筋膜層(SMAS)へ正確に入れられるようになったことが、この世代の実質的な変化です。
同じ機器でも、どの深さに、どの部位へ、何ショット入れるかで結果は変わります。ですからこの施術では、機器の性能と同じだけ設計が結果を分けます。
すべての患者様に同じショットを入れることはありません。

施術の前に皮膚の厚み、脂肪量、老化のパターンを分析し、各深さのショットをどの部位へ何ショット入れるかを設計します。同じ機器でも、誰が設計するかによって結果が変わるのはこのためです。
ディアザー皮膚科はウルセラ正規承認医療機関として、正規機器と正規チップのみを使用します。
ディアザーの精密ショットデザインシステム
1.5mm
真皮表層部
この深さでの作業は、浅いシワと肌の表面のキメに向けられます。
3mm
真皮深層部
真皮の深い層でコラーゲンの再構築を促します。ハリと厚みが支えられている層です。
4.5mm
SMAS筋膜層
皮膚の深部にある筋膜層にエネルギーを集中させます。引き上げが起こる層です。
向く場合と向かない場合
こんな方に向きます
- 顎のラインと頬がたるみ、筋膜層まで引き上げる必要がある場合。表面を締めるだけでは足りない状態です。
こんなときは行いません
- 顔の脂肪が少ない場合や皮膚が薄い場合は慎重に判断します — 4.5mmではSMASの下の脂肪層に影響が及ぶことがあり、頬のこけにつながることがあります。ボリュームの減少が主な問題であれば、リフティングより先にボリュームを補うことが先になります。
サーマクールとは何が違うか
どちらも熱で引き締めますが、エネルギーの入れ方が違います。 ウルセラピーは超音波を一点に集めて筋膜層まで打ち下ろし、サーマクールは高周波で真皮全体を面(体積)として温めます。一方は点、もう一方は面です。
そのため得意なことが分かれます。深いところから引き上げるのは超音波の側で、皮膚の厚み全体のハリと肌のキメは高周波の側がむらなく扱います。たるみとハリの両方が気になる場合は、どちらかを選ぶ問題ではなく、順序と間隔の問題になります。
実際の選択は、皮膚の厚み・脂肪量・たるみの方向を見て決めます。どちらの機器が優れているかという問いに答えはなく、いまこの顔にどちらが合うかがあるだけです。
サーマクールFLX
- エネルギー
- 高周波(RF)
- 伝え方
- 真皮全体を面として温める
- 作用する深さ
- 真皮全体
- 見ながら入れるか
- いいえ
- 主に扱うもの
- 皮膚の厚み全体のハリ・キメ
ウルセラピープライム
- エネルギー
- 高密度焦点式超音波(HIFU)
- 伝え方
- 一点に集めて熱凝固点をつくる
- 作用する深さ
- 4.5mm 筋膜層(SMAS)・3.0mm 真皮深層・1.5mm
- 見ながら入れるか
- DeepSEE™イメージングで層を見ながら施術
- 主に扱うもの
- 深い層から引き上げるたるみ
ウルセラピープライムとソフウェーブ
どちらも超音波を使いますが、作用する深さが違います。ソフウェーブはSUPERB™技術で真皮1.5mmに7本の熱の柱をつくり、施術中はSofcool™で皮膚表面を冷却します。ウルセラピープライムはエネルギーを一点に集め、4.5mm(筋膜SMAS層)・3.0mm・1.5mmに深さを合わせられます。
ソフウェーブは真皮にとどまるため、皮膚そのもののハリと質感を扱い、ウルセラピーはたるみを引き上げる深い層まで届きます。同じ問いに対する二つの答えではありません。どちらが合うかは皮膚の厚み、脂肪量、たるみの方向で決まり、対面診察で確認します。
ソフウェーブ
- エネルギー
- 超音波(SUPERB™)
- 届け方
- 一つの深さに7本の熱の柱をつくる
- 作用する深さ
- 真皮1.5mm
- 主に扱うもの
- 真皮のハリと質感
- 施術時間(顔全体)
- 約30〜45分
- 効果が現れる時期
- 4〜12週かけて徐々に
ウルセラピープライム
- エネルギー
- 高密度焦点式超音波(HIFU)
- 届け方
- 一点に集めて熱凝固点をつくる
- 作用する深さ
- 4.5mm筋膜(SMAS)・3.0mm真皮深層・1.5mm
- 主に扱うもの
- 深い層から引き上げるたるみ
- 施術時間(顔全体)
- 部位とショット数によりますが、通常1時間以内
- 効果が現れる時期
- 2〜3か月かけて
ウルセラピーは受ける価値がありますか
受ける価値があるかどうかは、機器そのものより、ご自身のお悩みがこの施術で扱うものかどうかによります。効果は徐々に現れ個人差があるため、問うべきはこの手段がご自身の顔に合うかどうかです。
検討する価値がある場合
- フェイスラインや頬のたるみを筋膜層から引き上げる必要があり、表面を引き締めるだけでは足りない場合。
考え直したほうがよい場合
- 顔の脂肪が少ない、または皮膚が薄い場合 — 4.5mmではエネルギーがSMAS下の脂肪層に影響することがあり、より浅い方式を併せて検討します。
- ボリュームの減少が主な悩みの場合 — リフティングよりボリュームの回復が先です。
- 施術直後からの変化を望む場合 — 効果は2〜3か月かけて現れます。
費用は施術部位とショット数によって異なり、対面診察のあとご案内します。このページでは価格をご案内していません。
経過と回復について
施術直後から引き締まる感覚があり、コラーゲンが再構築されるにつれて2〜3か月かけて効果が上がってきます。そのあとどれくらい保たれるかは個人差が大きいため、次をいつにするかは先に予約を入れるのではなく再診で決めます。
非侵襲のため、施術当日から日常生活に戻れます。軽い赤みや腫れが1〜2日続くことがありますが、多くは自然に落ち着きます。施術時間は部位とショット数によって異なりますが、通常1時間以内です。
施術周期
1回のあと再評価
反応が落ち着いてから次を決めます。
効果の発現
2〜3か月かけて
施術直後ではなく、コラーゲンの再構築とともに上がってきます。
回復
当日から日常生活へ
軽い赤みと腫れが1〜2日続くことがあります。
施術後のケア
非侵襲の施術のため、特別な回復期間はありません。施術当日からふだんどおりお過ごしいただけますが、1〜2日はサウナや岩盤浴のように熱が長く続く場所と激しい運動を避けたほうが、腫れには楽です。
紫外線対策はふだんどおりで構いません。回復の過程で、この施術のあとに通常みられる痛みとは違う痛みや、広がっていく赤みがある場合は、次のご予約をお待ちにならずにご連絡ください。
痛みをどう管理するか
この施術は、痛いからとショット数を減らすと効果も一緒に減ります。 そのためディアザーでは段階別の痛み管理プロトコルを運用しています。
施術の40〜60分前に高濃度の麻酔クリームを塗布して表面の感覚をやわらげ、主要な神経の分布部位に神経ブロック麻酔を行って深い痛みを抑えます。エネルギーが入るときの不快感を減らすために施術部位へ直接疼痛緩和注射を行い、痛みに特に敏感な方には静脈麻酔をご用意しています。
4段階すべてを使うことが目的ではなく、設計したショットを最後まで入れられる状態をつくることが目的です。
主なリスク
一時的な腫れ・赤み・内出血。まれに、神経の刺激による一時的な感覚の変化、エネルギーが浅く入りすぎた部位や強く入りすぎた部位での脂肪の萎縮。
よくあるご質問
従来のウルセラと何が違いますか?
超音波の画面が35%大きくなり、フィールドが2倍に広がり、最大8mmの深さまで安定して見えます。筋膜層へ正確に入れられるようになったことが実質的な違いです。
施術時間と回復はどのくらいですか?
部位とショット数によって異なりますが、通常1時間以内です。非侵襲のため当日から日常生活に戻れ、軽い赤みや腫れが1〜2日続くことがあります。
効果はいつから見えますか?
施術直後に引き締まる感覚があり、コラーゲンが再構築されるにつれて2〜3か月かけて効果が上がってきます。そのあとどれくらい保たれるかは個人差が大きいため、再診で確認します。
痛みが強いと聞きました。
麻酔クリーム、神経ブロック麻酔、施術部位への疼痛緩和注射、必要な場合の静脈麻酔という4段階で調整します。痛みのためにショット数を減らすと効果も減るため、設計したショットを最後まで入れられる状態をつくることが目的です。
頬がこけませんか?
エネルギーが浅く入りすぎた部位や強く入りすぎた部位で、まれに脂肪の萎縮が報告されています。深さごとのショット設計と正規チップの使用が大切なのはそのためです。対面の診療で皮膚の厚みと脂肪量を確認してから設計し、顔の脂肪が少ない場合や皮膚が薄い場合は、リフティングより先にボリュームを補うことが先になることもあります。
ソフウェーブとウルセラ、どちらを受けるべきですか?
作用する深さが違います。ソフウェーブは真皮1.5mm、ウルセラピープライムは4.5mmの筋膜層までです。皮膚の厚み、脂肪量、たるみの方向によって異なり、対面診察のあとで決めます。
ウルセラピーは受ける価値がありますか?
深い層から引き上げる必要があるたるみがお悩みかどうかによります。効果は2〜3か月かけて現れ、個人差があります。費用は対面診察のあとご案内します。
サーマクールFLXとウルセラ、どちらが優れていますか?
どちらが優れているという答えはありません。サーマクールFLXは高周波で真皮を広く温め、ウルセラは超音波を点に集めて筋膜層まで届きます。たるみとハリの低下が両方ある場合は、順番と間隔の問題になります。
このページは施術に関する一般的な情報であり、診断や治療の推奨ではありません。同じお悩みでも肌の状態により適した施術は異なるため、実際の選択は対面診療で決定します。個人差があります。
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